ナパ・ヴァレーで1960年代からワインを造り始め、若き神童としてカリフォルニア中にその名を轟かせた「リック・フォーマン」ナパ・ヴァレーにて、50年以上に渡りワインを造り続けている経験豊富な超実力派ワインメーカー、リック・フォーマン氏。 フォーマン・ヴィンヤーズでは、基本的に1つのシャルドネと1つのカベルネ・ソーヴィニヨン(ボルドースタイル)を造り出しています。特にカベルネ・ソーヴィニヨンは、現在のカルトとは真逆の方向性を持つ、テロワールを反映させた長期熟成可能なワインです。「カベルネ・ソーヴィニヨン セント・ヘレナ ナパ・ヴァレー」は、ハウエル・マウンテン寄りの中腹、セント・ヘレナの町が見渡せる高地の緩やかな斜面にあり、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、プティ・ヴェルドを栽培しています。ブドウは100%がセント・ヘレナの自社畑、『グラン・ロシュ・ヴィンヤード』 から。新樽が75%、古樽が25%のボルドー産オーク樽で22ヶ月の樽熟成。FORMAN Cabernet Sauvignon Saint Helena Napa Valley フォーマン カベルネ・ソーヴィニヨン セント・ヘレナ ナパ・ヴァレー 生産地:アメリカ カリフォルニア州 ナパ ナパヴァレー 原産地呼称:AVA. NAPA VALLEY ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン 76%、カベルネ・フラン 14%、プティ・ヴェルド 5%、メルロ 5% アルコール度数:14.9% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ先日、久々にフォアマンのカベルネ・ソーヴィニヨンを飲みました。カリフォルニアのカベルネ 何時飲んだっけ?と言う位久し振りです。 一つ感心したのは、良い悪い・好き嫌いは別として、一つのスタイルを確立しているなと言う事です。カリフォルニアでもボルドー・ブレンドを造っている所も多く、それは、その名の通りボルドースタイルを目指した物です。素晴らしい物も一杯あります。でも、それはボルドーを目指した物。しかし、よく似ていても、非なる物。カベルネ・ソーヴィニヨン単体のワインは逆に中々造る所が少ないし、難しいと思います。どんなかなあ〜?と思いながら、抜栓・飲んでみました。かなり冷やしてあったんで10℃位でしょうか? 抜栓・デキャンタージュし1時間位置きました。14℃前後位でしょうか。紫がかった黒に近いガーネット色、菫、沈丁花、カシス、ブラックベリー、プラム、プルーン、赤身肉、干し肉、レザー、黒胡椒、杜松の実、甘草、ミント、ユーカリ、ローズマリー、シダ、桂皮、丁字、インク、鉛筆、腐葉土、黒い土。 黒に近い実に濃い色合い、それに混ざった紫と赤が目に痛い位染みる。ああ、本当に久し振りだ…。しみじみ想う。ドキドキしながら香りを嗅ぐ。鮮やかな菫と甘く完熟し凝縮された黒系果実の爆弾が頭の中で弾けた。追いかけるように肉・革系のニュアンス、様々なハーブが次から次へと押し寄せてくる。圧倒的な色と香りの洪水、鼻から抜ける香りと口に残った味わいに暫し浸る。ボルドーがカベルネ系で発祥というか本家というのは分かるが、カベルネ・ソーヴィニヨンをこのように甘く、苦く、香り高く仕立てるのはカリフォルニアの方が長けているのかもしれない。ボルドーでカベルネ単体だと、タンニンが強すぎて硬すぎて飲むのに時間が掛かるし、バランスも良くない。しかし、このカベルネを飲んで驚いたのは、実に滑らかで甘く喉を滑っていく。昔のカリフォルニア・カベルネはタンニンの硬さとギスギス感を消せないのでメルローなどを混ぜて飲み易くしたようだが、これは単体で完結している。或る意味凄い進化だ。ボルドーとは違うカベルネの姿を体現している。低収量、完熟、選果が徹底してなされた結果なのだろうか。正直言って、最初飲むのに少し躊躇する気持ちがあった。が、デキャンタージュして経過確認して吃驚。素晴らしいワインに仕上がっています。カベルネ好きな方驚かれますよ。2018.09.27《輸入元訪問記より抜粋》 1980年代のワインは収穫は比較的(今に比べると)糖度が低い時期に摘んで、酸を加えて、しっかり濾過もして、きっちり引き締まったカベルネを造っていました。リックのカベルネはクラレットを思わせるというので、ボルドーファンが好んで買い求めるカベルネで注目を浴びていていました。1990年代に入って、ブドウがもう少し熟した時点で摘むように変えました。当時のリック曰く「飲み頃になるまで何年も待つのに疲れた。若くても美味しく飲めるカベルネがいいなあと思うようになったので、スタイルを変えた。」そして酸を加えるのも止めました。 2003年になって、さらに熟した時点でブドウを摘むようになりました。これは息子のトービーの影響があったとのこと。 パーカーが高得点を与える過熟気味のブドウから造られたアルコール度の高いカベルネがもてはやされる時代になっていて、リックもそのタイプのカベルネを造って、パーカーの高得点を得ていました。そして今、アルコール度は14.5−15%と決して低くはないですが、アルコール度の高さはまったく気にならず、エレガントでバランスの取れたワインを造っています。自分が信じているスタイルのワインを造リ続けて、今になったという自信と満足感がリックの表情から読み取れました。 ◆醸造:リックはボルドーの大ファン。高くて買えないから自分で造っていると冗談。 「それにボルドーに比べると安い」とにっこり。ボルドーの伝統を守っているのが、ブレンドの時期。発酵が終わった時点で各ワインをブレンドして、セラーの地下に掘られたカーブへ重力で移動させて、約100樽ほどに入れて熟成。この中でフォーマンのラベルでリリースするレベルの質に達していない樽がセカンドラベルのグランド ロッシュ(Grande Roche)としてリリースされています。 フレンチオークで熟成するのはもちろんだけれど、決して100%新樽を使っていないのもユニーク。今、多くの醸造家が自然酵母を使っているので、リックもそうかなと思ったら、 そうではなくて自然酵母から抽出して作った培養酵母を使っているとのこと。理由は「自然酵母だと発酵をコントロールできないから」もう一つ、「卵型コンクリートタンクは使わないの?」と聞いたら、「フルーツの良さがよく表現できないから使わない。赤にも白にも使わない」ときっぱり。といっても最新式の醸造設備を使わないわけではなくて、コンピュータのシステムを使うオートポンプオーヴァーを2006年から導入。発酵中は2時間ごとに10分ずつポンプオーヴァーを繰り返すことによって、抽出度を高めています。さらに無濾過というのも、最近の造りにうたわれているけれども、リックは軽いフィルターをかけます。毅然とした表情が「俺のワインは味で勝負、それに綺麗に熟成するよ」と言ってます。VINOUS:96 ポイント 96pts Drinking Window 2022 - 2040 From: Brilliance in Napa Valley: 2016 & 2015 Cabernets (Jan 2018) The 2015 Cabernet Sauvignon is dense, pliant and wonderfully expressive. Ric Forman's wines are always on the restrained side, but the 2015 packs a good bit of punch. Sweet red cherry, raspberry, sage, mint, and rose petal overtones all add to the wine's precision and nuance. In 2015, Forman took in fruit from Thorevilos, which he co-manages with David Abreu, but ultimately decided to add that juice to the Cabernet Sauvignon rather than bottle it separately. Dollops of Cabernet Franc, Petit Verdot and Malbec round out the blend. This is one of the classiest wines of the vintage. - By Antonio Galloni on December 2017ジェームス・サックリング:95 ポイント Score 95 Merryvale Cabernet Sauvignon Napa Valley St. Helena 2015 Sunday, Feb 04, 2018 Color Red Country United States Region California Vintage 2015 This is a dense and layered red with blackberries, blueberries, blackcurrants and creamy tannins. Pine needle undertones. Really impressive integration and mouthfeel. Superb finish. Drink in 2021.【古酒について、当店からのお願い】 オールドヴィンテージのワインは必ず休息させることが必要です。休ませずに抜栓してしまうと本来の味わいは全く表れてきません。商品到着後、最低でも2週間は休ませてください。●古酒特有のボトル傷や汚れがございます。●澱がございますので、商品到着後はボトルを立てた状態で、澱が沈み落ち着くまで休息させてから(最低でも1か月、出来れば2カ月以上)抜栓してください。●熟成による色調の変化(白ワインは黄金色に、赤ワインはレンガ色に)や、香り、味わいが複雑に変化している可能性があります。これらは古酒の特徴です。 熟成されたワイン(古酒)ですのでボトルバリエーション等ございます。それをご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。 FORMAN / フォーマン リック・フォーマン ”神童から英雄へ” リック・フォーマン氏は、ナパ・ヴァレーで1960年代からワインを造り始め、若き神童としてカリフォルニア中にその名を轟かせました。 彼がワイン造りに携わった始まりはデイヴィス校に在学中の1967年、「ストーニーヒル」 や、あの 「モンダヴィ」 です。卒業の年となった翌1968年、新しく設立される予定だった 「スターリング・ワイナリー」 に大抜擢され、25歳という若さでワイナリーの運営を任されました。その「スターリング」で10年間働き、当時誰も行っていなかったシャルドネの樽発酵などを実践し、スターリングを一流のワイナリーに育て上げました。 1977 年に「スターリング・ヴィンヤード」はコカ・コーラ社に買収され、共同経営者のピーター・ニュートン氏(現ニュートンのオーナー)と共にフォーマン氏は 「スターリング」を去り、「ニュートン」に4年間参加すると同時に「ダックホーン」の設立時にも参加し、こちらでも彼の手掛けたワインは見事な評価を獲得。その後1983年に「フォーマン」を設立しました。 フォーマン氏は「スターリング」に居た頃、ナパのセント・ヘレナに土壌の素晴らしい土地を買っており、畑が完成するまで「ケンダル・ジャクソン」等のコンサルタント業を行う一方、ハーラン・エステートのオーナーのビル・ハーラン氏や、元ドミナスの共同経営者のロビン・レイル女史が設立した「メリー・ヴェル」の初期のワインメーカーも務めました。また、ナパのトップ・ヴィンヤード・マネージャー、デヴィット・エイブリュー氏自身のブランド「エイブリュー」でもワイン造りに携わっています。 「フォーマン」はハウエル・マウンテンの中腹、セント・ヘレナの町が見渡せる高地の緩やかな斜面にあり、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、プティ・ヴェルドを栽培しています。 シャルドネは、小石が混ざった表土が深めの土壌であるラザフォード地区で栽培しています。 ナパ・ヴァレーで1960年代からワインを造り始め、若き神童としてカリフォルニア中にその名を轟かせた「リック・フォーマン」ナパ・ヴァレーにて、50年以上に渡りワインを造り続けている経験豊富な超実力派ワインメーカー、リック・フォーマン氏。フォーマン・ヴィンヤーズでは、基本的に1つのシャルドネと1つのカベルネ・ソーヴィニヨン(ボルドースタイル)を造り出しています。特にカベルネ・ソーヴィニヨンは、現在のカルトとは真逆の方向性を持つ、テロワールを反映させた長期熟成可能なワインです。